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決して明けない夜は無い

人は闇を恐れて光を求めた
火を得ることで闇を克服した
闇を克服することで人は世界を蹂躙した
闇を恐れるがゆえ人は世界を蹂躙した

しかし私は思う
それは闇を克服したわけではないと
決して闇の恐怖に打ち勝ったわけではないと

人は夜を恐れ
人は闇を恐れる
しかし人は闇に屈しない
必ず朝が訪れると知っているからだ
いや
必ず朝が訪れると信じているからだ

途方にくれるほど長い夜
私は声を秘めて泣く
私は恐怖を抱いて泣く
あの朝私から去っていった
あなたの幻影に捉われながら
思いを秘めて少し泣く

決して明けない夜は無い
決して暮れない昼は無い

無限に光と闇は繰り返す
だから光すら私は怖い
やがて来る闇を恐れ
またも私は苦悩する

とても長い夜
とてもとても長い夜
私は少し泣く
私の心だけを永遠の夜に放り込んだ
貴方を思いながら少し泣く
あなたの体温
あなたの髪
あなたの香り
あなたのすべて……
あなたに通じる全てのものを
あなたに通じていた全ての記憶を
唯一の光として私は生きる


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満天の星空
明滅して
瞬いて

儚げに光る恒星
優しく照らす月
尾を引く流星群
幾多の思いを乗せた星座たち
リアルタイムではない光を
僕たちは星空に見る

僕たちは近い未来
あの星々に移り住む
人の心を持ったまま
僕たちは地球を離れ行く

恋人たちは
距離ではなく
思いではなく
空を隔てて
あるいは時間を隔てて
その愛を胸にしまいこむ

僕たちはいつか
星間に引き裂かれ
僕たちはいつか
その愛の遠さを知る
光の速さで数日かかる場所
そこに僕が愛した人がいて

遥か彼方へ旅たつ人に
思いをはせて空を見る
夜空に浮かぶは溢れる星空
心に浮かぶは故人の記憶
星空に愛を投影しながら
僕たちはマドロミに身を委ねる

覚醒と睡眠の入り混じった世界で
僕はおぼろげに思う
ああ今夜はこんなにも
星が鮮明で美しい




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神の存在を信じるのならば
全ての罪は神のいたずら
全ての罰は神の報復
全ての運は神の気まぐれ
全ての善は神の自己満足


きっと神がいるのだとしたら
僕たちはただ箱庭の中にいるだけなのだろう
僕たちにとってはリアルな世界でも
それは神の気まぐれな遊びに過ぎない


ほんのわずかな気まぐれで
神はいつでもこの箱庭を壊すことができる


しかし僕たちはその箱庭の中でもがき続ける
破壊と創造を繰り返し
闘争と和解を繰り返し
愛と憎しみを繰り返し
生と死を繰り返し
僕たちは神の庭でもがき続ける


僕たちはきっと
永遠にこの庭の中の囚人なのだろう
庭の中で僕たちは少しずつ
しかし着実に神へと近づいていく
自分自身で神の庭を荒らし
自分自身で神の庭を壊し
自分自身で神の庭を構築し
また自分自身で神の庭を壊す


神はそれを止めはせず
ただ黙って庭を眺めるのみ
時折その庭に石を放り込んでは囚人を壊し
時折その庭に餌を投げ込んでは囚人に希望を与える
しかし決定的に庭を壊すことはしない
それが僕たちの唯一の救い


神の庭の前でまた今日も
囚人たちは壊しあう
囚人たちは作りあう
囚人たちは殺しあう
囚人たちは愛しあう
延々と同じことを繰り返しながら
そうして庭は保たれていく



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道は幾通りにも分かれる
分岐点ごとに選択肢に出会う
どの道を通ればどんな景色が見れるか
どの道を通ればどこに行き着くのか

人生は分岐点の連続
ただそれが現実の道と違うのは
引き返すことができないこと

どんな道のりを通っても行き着くところもある
ある道を選ぶと決してたどり着けないところもある

選択をするということは
他の選択肢を潰して行くということ
これまでの人生の中で
僕は一体どれほどの選択肢を潰してきたのか
どれほどの可能性を無にしてきたのか

もうすぐ最大の分岐点が待っている
もはや数えることすら億劫になるほどの分岐点だ
道の太さはわかっても
その道がどこにつながっているかは分からない
一度進んでみないとその道は分からない
そしてその選択の時点で
未来永劫たどり着けない場所も存在する

僕はワクワクする
この道の先に何が待っているか
どんな選択肢が待っているか
だからこそ僕は後ろを振り返らない
この道は僕が選んだ道だ



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好きな歌を口ずさんでいた
誰もが無関心を装う街中で
誰も耳を傾けない歌を歌う

私の居場所はここにも無い
私の存在は誰にも必要とされない
私の存在はもはやどこにもない

私は生きる
彼の代用品として
彼女が必要とする彼の代用品として
私はただ自分を殺す

私は演じ続ける
ただ私が必要とされる分
私は彼であり続ける

私の感情はどこにも存在しない
たとえ感情が生まれてきても
私はそれを閉ざし続ける
何も感じなくなるまで私は
その感情に鍵をかける

彼女は今日も私を求める
私に投影した彼を求め続ける


私は今日もまた一つ
自分の心に鍵をかける




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歌はヒトの生み出した文化の極みだ
古来よりヒトは歌を心の拠り所としてきた
それは神話にも劣らず
それは言葉にも劣らず
それは詩にも劣らない


ヒトは悲しくなると歌い
嬉しくなると歌い
音楽にその想いを重ね
その伝説を乗せ
その生を焼き付けてきた
そしてそれを歌い継いできた


音楽の歴史はヒトの歴史
脈々と続くヒトの歴史
ある時にはヒトを癒し
ある時にはヒトを奮いたたせ
ある時にはヒトを殺し
ある時にはヒトを泣かせる
音程の順列組み合わせの中に
夢幻の世界を創造する


この世界にあふれ出す
音楽というものを
私はつむぎ続ける



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もう歩くのは疲れた
少しだけでもいいから休ませてくれ
僕に椅子をくれ

いつか君は言ったよね?
僕は自分で歩かなきゃならないって
自分で道を探さなきゃいけないって
そして自分の場所を見つけなきゃいけないって
そうじゃなきゃ僕はダメになるって


でも僕はもう疲れたよ
どれほどの道のりを歩いてきたか君は知ってるかい?
どれほどの年月を歩いてきたか君は知ってるかい?
あてもなく彷徨っていろんな場所を見てきた
えんえんと意味を考えながらいろんな場所を見てきた
もはや歩き始めた頃の事すら覚えていないんだ


それでも僕には無理だったよ
僕の場所がどこかなんてわからなかった
僕の気の休まるところは今まで見つからなかった
本当に居心地のいい場所なんて存在しなかった


そうして気付いたんだ
僕の椅子はここにしかない
僕の場所はここにしかない


もう歩くのは疲れた
君の隣に椅子を置いて
良ければずっと休ませてくれ



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夜空が燃え始める
少しずつ明るさが増していく
世界を
草花を
空を
人々を
月光を
全てを包んでいく

世界は闇を拭われ光を取り戻す
全てが焼けていくのだ
全てが燃えていくのだ
私のこの体も少しずつ清き炎に包まれていく

世界は不浄なる物であふれかえっている
不浄なる習慣
不浄なる感情
不浄なる生物
不浄なる物体
不浄なる私

しかし暁には全てが照らされる
不浄なる物も聖なる物も
生あるものも生なきものも
罪ある者も罪なき者も
全ては暁の前には等しく照らされる
そして私は錯覚するのだ
全てが焼かれていく、と……


そうして世界は本当の光に包まれる
全てのものは焼き尽くされ
後には優しい日光だけが残る


そのときになってやっと
私の世界は浄化されるのだ



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